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ビーズジュエリー クリソプレイズ

ビーズジュエリー クリソプレイズ

ラストラン


’07年6月30日 (土)

阪神競馬場 8R 【三木特別・芝1800m・芝】



5月5日から連走中のクリソ号

関東遠征の後もバテず、飼い食いも良いという事で

出走する事になりました。



このレース、当初は登録数も相当あり、

有名な馬の名前を見つけては

「今度はダメかも…」と思っていたのですが

どんどん他の馬が回避しはじめて

特別競争にはあるまじき

6頭立ての寂しいレースになりました。



しかし走る側にとっては5着までは賞金が出るので

ベベにさえならなければ良いという

おいしいレースであるとも言えるワケで…



パドックに登場したクリソ号は

体重が減る事も無く、颯爽とした様子で周回し始めました。

牡馬・騙馬に混じって紅一点の出走でしたが

堂々とした体格は他馬にひけをとりません。



「スカッとしてますね~」「気合ものっています」

珍しく褒められています。

しかしダイワメジャーを兄、

ダイワスカーレットを妹に持つレッドバトラーと

父サンデーサイレンス・母の父ウイニングチケットの

ダブルティンパニーが一緒なので優勝は無理かも…



例によって1枠1番(最内側)というのも

内側コースが荒れている馬場ではマイナスポイントです



「どうか無事に走ってくれますように…」

ゲートインの時も落ち着いた様子で入ったクリソですが

次に入る馬が嫌がって出てきました。

再トライで入ってくれましたが

待ってる方はストレスかかるんだろうなぁ…



そして一斉にスタート!!


思い切り良く、ポン!と2番目に飛び出したクリソ

「上手い♪そのまま…」と思ったその時に事件は起こりました。



「つまづいた?あっ!騎手が落馬です!!」

有力馬の6番ダブルティンパニーの岩田騎手が落馬して

カラ馬になったまま走っています。



私が今まで見たケースでは

カラ馬になるとズルズルと後退していくパターンが多いのですが

ダブルティンパニーは流石というか、

力強い走りで他馬を圧倒し

最後方から先頭のレッドバトラーに迫ります



最後の直線前の開けた所でクリソにムチが入り

ジリジリ…とエンジンがかかってきました。

続走の疲れか?左を向いて少し苦しそうにも見えましたが

先頭のアラタマサモンズとレッドバトラーに次いでの3着でした。

今日もひたむきに走る姿に感動しました(;▽;)



クリソ&川田ジョッキー



このレースの後、少し休養を挟んでから

7月18日に帰厩して28日に行われる

新潟の【五頭連峰特別・芝1800m】に出走予定でした…



GWトレセンで少し歩行がおかしいという事で

蹄鉄を外してみたところ

蟻洞という病気にかかっていることが判明。

軽い蹄葉炎にまで症状が及び、

7月26日に引退が決定しました。



良血(血統が良い)馬で

しかもG1馬・アロンダイトの全姉という事もあり

繁殖牝馬としての道が用意されているクリソ号。

なんとか治って良い仔を産んでほしいです。



パドックでのお行儀の良さや

派手さは無いけれど、コツコツ真面目に走る姿は

いつも私を励ましてくれました。

本当に有り難う。そしてお疲れ様でした。


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